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TEC-21 溶湯性状判定機器

所定のシェル鋳型に最終溶湯を注湯されたテストピース(TP)を装置へ投入後5~6分にて球状化率判明できます(弊社シェルTPへ注湯)。

目的

溶解現場における溶湯性状判定

  1. チル深さ
  2. 硬度判定
  3. 引け
  4. 片状黒鉛サイズ
  5. 接種剤の選定
  6. 抗張力の判定
  7. 硬度判定

機能

新判定機能 

下記1~7については各工場毎のTPサンプル(弊社支給)分析値を補正値として入力する。


  1. チル深さ
  2. 硬度判定
  3. 引け
  4. 片状黒鉛サイズ
  5. 接種剤の選定
  6. 抗張力の判定
  7. 硬度判定

従来判定機能

  • CE値,C%,Si%
  • 球状化率

TEC-21の特徴

溶解現場における品質管理

従来のCEメーター(CE値、C%、Si%)による化学成分測定のみでは、今日の要望されている薄肉鋳鉄・複雑形状・硬質除去・高機能化等、一段と鋳物製造技術のレベルアップに応えることはできません。
これら要望に対して、溶解現場における品質管理の一助になればと開発いたしました。
[溶湯性状判定冷却曲線状態図からの判定について]

熱曲線と実体(TP)の相関のあるデータ収集後の表示例


用途

  • 溶解現場にセットし、所定のチルカップに溶湯を注湯して、約3分前後で判定
  • 溶湯処理(フェーディング)体策を簡単に行うために化学元素(CE値 C% Si%)と合わせて溶湯性状を判定する事により、適正な接種処理又は球状化処理を判断する。
  • 全てのデータを無線、有線、PCに送り不良との相関を取りデータベース化する。

 

技術サポート

オフセット設定

各種検量線の設定をお手伝いします(有償)。

デモ器無償レンタル

カップスタンド付で、レンタルできます(2 ~ 3 日間)。

テクニカルノート

対処法をより詳しく記載した冊子「テクニカルノート」を ご用意。

温度センサー

温度構成。ISOの規格に準じた書類の作成(有償)。

機器メンテナンス

無料保証期間は1年、それ以降の修理は、有償にて行います。
尚、お客様による物理的な事故・破損は、保証期間内に限らず有償となります。

TEC-21の仕様

カタログのダウンロード
外形寸法 H430×W580×D200 
モニタ 21インチタッチパネル(超音波方式)
OS WindowXP Embedded
メモリ 1GB
保存メモリ 4GB
温度変換機 JIS-K  測定範囲(0~1370℃)
インターフェース USB2.0×2
LAN×1(オプション)
カップスタンド 二式
重量 16kg

対応消耗品