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生型砂用デンプン
NKフラワー

  • 生型砂用粘着剤として、小麦原料を主体とした二次添加剤のデンプン
  • 添加量は、砂の重量に対して0.1%~0.3%が適当です
  • 砂カミ、スクワレ、荒サレ、飛サレ等、砂粒間の粘着が不足した場合の添加剤

NKフラワーの使用方法と効能

本器は、鋳物砂の表面安定度を測定する試験器で、出来上がった鋳型に溶湯が流れ込んだ時に発生する不良
1.すくわれ、洗われ 2.脈状しぼられ 3.あれ肌 4.さし込み 5.砂かみ 6.ガス吹かれ、等
などの対策の為に、砂粒間の粘着度強弱を定量化したものであります。

生型の表面安定度は、標準試験片を粒度試験用ロータップ型ふるい機ないしは同じ振動条件のふるい機で1分間動転させ、ふるい面上に残った重量と当初の重量の比をパーセントで示す。
現在市販されている振動機は前後に40~50mm、左右に18~22mmの振幅をもち、毎分290~350回転するようになっている。ふるいは呼び寸法3360µm(6メッシュ)のものを用いる。右図に現用生型砂の表面安定度を示した。

日計表の表面安定度

表面安定度の強弱は澱粉添加量によって異なります。 
なお、澱粉以外の表面安定度強弱への影響は粒度分布、水分、微粉、粒径が変化した場合。

NKフラワーの使用方法と効能

SSI(表面安定度合)の効能を維持する為の管理値設定

50Φ50H・TP(A)を表面安定度試験器(6Mesh)に1分間ふるった後の重量(B)を100分率で表示

この表面安定度の数値をExampleで(80~85,85~89又は90~93)のように管理値の上下限を1枠鋳物重量によって設定。この管理数値は、鋳物形状、重量、1枠重量等、変化する毎にテストを行い、管理数値を修正する。

<生型砂に使用するデンプンの種類>

トウモロコシ(コーンスターチ) ・ 小麦粉(フラワー) ・ 米粉 ・ タピオカ等ありますが、大事な条件としては、使用している鋳物砂の粒形と粒度分布により、βデンプン・デキストリン等粘着性の強弱を考慮して選択することが必要です。

生型砂の維持と改善(品質管理便覧)

一般的な管理項目

物性を調べる項目 組成を調べる項目
  • コンパクタビリティ(CB)
  • 湿態強度(GC)
  • 硬度(H)
  • 表面安定度(SSI)
  • 通気度(P)
  • 水分(M)
  • 活性粘土分(AC)
  • 粒度(FS)、粒度分布(FN)
  • 全粘土分
  • 強熱減量(LOI)

生砂型のX-R管理図例

表面安定度

生型の表面安定度は、標準試験片を粒度試験用ロータップ型ふるい機ないしは同じ振動条件のふるい機で1分間動転させ、ふるい面上に残った重量と当初の重量の比をパーセントで示す。現在市販されている振動機は前後に40~50mm、左右に18~22mmの振幅をもち、毎分290~350回転するようになっている。ふるいは呼び寸法3360µm(6メッシュ)のものを用いる。 下図に現用生型砂の表面安定度を示した。[表面安定度試験器の仕様

現用生型砂の表面安定度

改善課題の摘出法

生型砂の改善課題は、造型工程における型おち、型崩れ、しみつきなどの造型不良や、型ばらし工程での生型砂のブロッキングそれに鋳造欠陥の発生状況などを調査してその中から摘出する。実際に改善に取り組む課題は、改善効果の大きさ、取り組みの難易度、必要なスタッフと経費さらに鋳造品の納期など諸事情を勘案して決める。下図に造型不良と鋳造欠陥の調査結果例をパレート図化して示した。

造型不良の調査結果例

仕様

寸法 W419 × H102 × D838 mm
重量 25kg入/袋

分析参考値

水分 12.0%
灰分 1.2%
タンパク質 10.0%前後

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