金属組織の撮影及び保存/画像解析による球状化率測定装置
SG Analyzer
JIS新規格対応 JIS G5502 : 2022
- 金属組織のデジタルデータ保存
- 球状化率測定
- パーライト/フェライト率測定
使用方法
1.試料作成
・製品からの切出
・引張試験片の切断
2.研磨(鏡面仕上)
3.黒鉛球状化率判定
・撮影 ・画像解析
4.エッチング(腐食処理)
5.パーライト・フェライト率判定
・撮影 ・画像解析
規格について(JIS G 5502:2022)
※試験結果にはJIS法、ISO法の付記が必要となります
JIS法
最大軸長が10μm以上の黒鉛粒子を丸み係数により5段階に分類し、丸み係数の区分に属する黒鉛粒子の個数に係数を積算し、その積算値を全区分合算したもの
JNsg=黒鉛球状化率(JIS法)
nJⅤ=丸み係数の区分に属する黒鉛粒子の個数
n=最大軸長が10μm以上の全黒鉛粒子の総数
区分 | 範囲 | 係数 |
nJⅡ | 0.00<丸み係数≦0.20 | 0.0 |
nJⅡ | 0.20<丸み係数≦0.40 | 0.3 |
nJⅢ | 0.40<丸み係数≦0.70 | 0.7 |
nJⅣ | 0.70<丸み係数≦0.80 | 0.9 |
nJⅤ | 0.80<丸み係数≦1.00 | 1.0 |
ISO法
最大軸長が10μm以上の黒鉛粒子を丸み係数により6段階に分類し、面積により計算する
Nsg=黒鉛球状化率(ISO法)
SⅣ + SⅤ=丸み係数0.6以上の黒鉛粒子面積の総和
Sall
=対象となる全黒鉛粒子の面積の総和
黒鉛形状の求め方
Am=直径lm の円の面積
A=対象となる黒鉛粒子の面積
lm=対象となる黒鉛粒子の最大軸長(黒鉛粒子の外周上の2点間の最大距離)
1. 標準タイプ
構成
機能
- モニターにて金属組織の検鏡
- 金属組織画像のデジタル保存
- 球状化率判定
- LAN接続で社内ネットワ―ク上のフォルダにデータ保存
- パーライト/フェライト率測定(エッチング後組織)
2. タブレットタイプ
構成
機能
- モニターにて検鏡組織の撮影・保存
- 無線でデータ転送可能
- 球状化率判定
3. モニタ一体型
構成
機能
- モニターにて金属組織の検鏡
- 金属組織画像のデジタル保存
- WiFi接続で社内ネットワ―ク上のフォルダにデータ保存
仕様
一体型
型式 | SGAZ-SP01 |
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外形寸法 | W220 × H210 × D62 mm |
重量 | 約11kg |
モニタ | 8インチ タッチパネル |
OS | Windows |
インターフェース | HDMI、SDX |
電源 | 専用ACアダプタ(バッテリー無) |
標準タイプ
型式 | SGAZ-MM01-4 | SGAZ-MM02-5 |
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電源 | AC100 | AC100-240V |
外形寸法 | H357×W195×D580 mm | |
重量 | 8.5kg | |
対物レンズ | ×10、×20、×40、×50、×100 | |
光源 | LED |
現場用顕微鏡
型式 | SGAZ-MC01 |
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外形寸法 | W200 × H305 × D100 mm |
重量 | 約4kg |
総合倍率 | 100倍 |
光源 | LED(調光) |
電源 | AC100-240V |
USB-CCDカメラ
接続方法 | 有線:USB |
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専用PC推奨スペック
OS | Windows10、Windows11 |
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本体CPU |
core i7 以上 |
メモリ |
16GB |
ハードディスク |
250GB以上 |
ディスプレイ |
1024×768 ピクセル |
ビデオカード |
VRAM 128MB以上 |
必要ソフトウェア | Microsoft Excel |