熱分析(CEメーター)による球状化率新型判定器
SGR-WIN
球状化処理後の最終溶湯をMg-Cup®(マグカップ) に注湯して
3分以内に球状化率を測定する判定器
Mg-Cup®に注湯する同一湯をMg-TP に注湯し、TP の画像解析との相関を取り、 データ入力することにより、基本測定プログラムのSG% 自動補正可能
SGR-WINの特徴
特徴
データ入力することにより 検量線自動補正機能 |
FCD、CV の球状化率判定(SG%) |
タッチパネル方式 (15 インチ) |
精度 ±5% |
データ保存 (3年間) |
履歴参照 |
表示画面
任意の材質を選択します。温度を検出し、各分析値を検出します。
組織とグラフ |
表示設定のカスタイマズ可能
任意の材質を選択します。温度を検出し、各分析値を検出します。
- 表示温度の℃・華氏切替可能
- 温度表示桁数を整数・小数点第一位に切替可能
- 言語を中文・英語・日本語に切替可能
熱分析測定による球状化率の精度向上
従来の、熱分析においても共晶温度、過冷度(過冷温度と共晶温度の幅)を利用して判定をしてまいりました。
この間、IT技術が進み凝固開始から終了までの時間、温度を微分(1秒を1/100~1/1000)することが可能となり、球状化率SG%の判定を行う熱分析の精度、性能を向上させることが出来ました。実験の結果、球状化率UP の重要な因子として
- Mg 処理前の元湯の性状
- Mg 処理と、その後の接種の適切さ…Mg 処理し、次いで接種された熔湯が1150°C (2102°F) 以上で共晶凝固をする時、殆どの場合Mg 処理が不適切で球状黒鉛になっていない事を意味し、1130~1135°C(2066~2075°F) で共晶凝固するならば、一般的に球状黒鉛が成長した事を反映したものであります
- 炭素当量値や微量元素残留量などを含む溶湯の化学成分
- 鋳物の断面肉厚
- 鋳込み温度や鋳込みまでの放置時間などの作業プロセス中での変動要素
ねずみ鋳鉄、CV鋳鉄、ダクタイル鋳鉄の冷却曲線図
仕様
外形寸法 | W350×H320×D105mm |
---|---|
モニタ | 15インチタッチパネル |
OS | Windows Embedded |
メモリ | 512MB |
保存メモリ | 4GB |
温度変換機 | JIS-K 測定範囲(0~1370℃) |
測定精度 | SGR±5 |
インターフェース | USB2.0×1 |
入力電源 | 100-240V |
カップスタンド | 一式 |
重量 | 約8.5kg |