TJFS-104: 生型砂の充てん度試験方法
1. 適用範囲
生型砂の充てん度を測定する試験方法について定める。
2. 用語の意味
充てん度とは、標準試験片を作製した時の生型砂の見掛け密度である。
3. 試験装置および器具
3-1. ノギス
M型を使用する。
3-2. はかり
感度0.1gのものを用いる。
3-3. 検査
この方法に使用する装置および器具の精度を保持するため、適宜所定の精度の有無を検査する。
4. 試験方法
4-1. 試験片の作製
TJFS-101(生型砂の標準試験片作製方法)に基づき試験片を作製する。なお、一度試験した砂は再び使用することはできない。
4-2. 測定
試験片の高さと質量を測定する。高さはノギスで0.1mmの単位まで測定する。質量ははかりで0.1gの単位まで測定する。
5. 表示
充てん度はg/cm3で表示する。ただし、試験片高さをmmで表したときは、次式により充てん度を算出する。
ここに
P:充てん度(g/cm3)
W:試験片質量(g)
D:試験片直径(mm)
H:試験片高さ(mm)
6. 記録
試験結果は有効数字2桁まで算出する。ただし、同一の試料で3回以上の試験を行い、偏差±5%以内のものの平均とする。