TJFS-201: 生型砂の水分試験方法
1. 適用範囲
生型砂の水分量を測定する試験方法について定める。
2. 用語の意味
生型砂の水分量とは、生型砂に含有されている遊離水分量である。
3. 試験装置および器具
3-1. はかり
感度0.01gのものを用いる。
3-2. 乾燥機
105±5℃に保つことのできる自動温度調節器付き電気恒温器を用いる。
4. 試験方法
4-1. 操作
試料50gを計り取り、これを乾燥器に入れ、105±5℃で乾燥し、デシケータ中で室温まで冷却した後、その質量を計る。この操作を恒量になるまで繰り返す。
4-2. 水分量の算出
次式により算出する。
ここに
- M:生型砂の水分量(%)
- W1:試料質量=50(g)
- W2:恒量になるまで乾燥したときの質量 (g)
5. 表示
生型砂の水分量は%で表示する。
6. 記録
試験結果は、小数点以下第1位まで算出する。ただし、同一の試料で2回以上の試験を行い、偏差上5%以内のものの平均値とする。