NAP-01とは
所定のシェル鋳型に最終溶湯を注湯されたテストピース(TP)を装置へ投入後5~6分にて球状化率判明できます(弊社シェルTPへ注湯)。
NAP-01の特徴
インライン設置装置
乾式のため、従来ではできなかったインライン(現場)の設置が可能となりました。研磨工程及び、検鏡組織の自動読み取りによる人為差による誤差全くありません。又、この検査結果は数分で判明する為、溶湯処理方法へただちにフィードバックできます。
全自動
NAP-01は研磨から球状化判定まで必要な工程を全自動で行います。(テストピース作製は別途必要です)
ライン中に判定
球状化判定まで最速6分で行うことができるので、製品がラインの中にある間に良否の判定を出すことが可能です。
従来との比較
NAP-01 | 従来の方法 | |
---|---|---|
研磨方式 | 乾式 | 湿式 |
設置場所 | インライン | 検査室 |
判定時間 | 6分~ | 1日程度 |
研磨精度 | 検鏡可能な状態まで研磨 | 作業者による |
検鏡点 | TPに対して固定の10視野の平均 | 作業者による |
保存 | データー保存 | 現物保存 |
人為差 | なし | あり |
NAP-01は大幅なコスト削減を可能にします
NAP-01の各工程について
研磨段階
研磨
乾式
従来の湿式ではできなかった、インライン(現場)での設置が可能です。
安定した研磨精度
研磨工程を6段階式を採用することで、安定化した研磨精度を有しています。
NAP-01で研磨したTP断面
NAP-01で研磨したTP断面 | TPは測定用消耗品によって 検鏡精度を上げられます |
複数のTPをセットすることも 可能です(オプション)。 |
自動化システム
作業員による研磨作業が不要
作業員による研磨作業がなくなり。研磨による怪我や傷害がなくなり現場の安全性が向上されます。また研磨作業が不要なので、研磨作業者を配置する必要がありません。
人為差なし
自動化により人為差がなくなり、検鏡ムラが解消されます。
研磨工程のカスタマイズが可能
研磨工程の設定は、98Ch可能です。
研磨時間の設定可能
最短5分から設定できます。もちろん時間を長く設定すれば、研磨精度もより向上します。
操作パネル
機械組込式・液晶ディスプレイ | [設定項目]研磨回転数・研磨時間 研磨速度・研磨圧力 |
安全対策
上部開閉式カバー | TP設置部・開閉式カバー |
検鏡
光学アナログ式
検鏡は×100相当で行います。
デジタルデーター保存
撮影画像の保存が可能です。
自動球状化判定
設定した10視野を自動的に測定し、使用画像の選択が可能です。
測定点の良否に関係なく測定でき、より公正な検鏡が期待できます。
人為差なし
設定ポイントを測定するので、検鏡結果の人為差がありません。
解析
デジタルデーター保存
解析データーの保存が可能です。
自動球状化判定
設定した10視野の平均値を表示します。
測定点の良否に関係なく測定していますので、より正確な平均値を取得することができます。
また自動判定のため、作業時間や人為差がありません。