万能鋳物砂強弱試験機
NKU型
(現在、この製品は販売しておりません)
- 生型、焼型、中子結合剤及び粘土の応圧力、剪断力及び中子の抗張力及びその他鋳物砂の有するあらゆる強度を測定する器械
- TJFS-102 生型砂の圧縮強さ試験方法 規格適合製品
生型、焼型、中子に対する試験法
- 試験器を平面なコンクリート台、或は堅固な木台の上に固定させ床盤上に設置した2個の水平調節捻子を調節して水準器を合せて振子錘(ロ)を水平の位置に置 きます。
- これは(ロ)の端部に取付けられたアルミニューム製の押腕(サ)強度目盛板(ハ)の零点の線を一致させることによって容易に振子錘(ロ)の水平位 置を見出し得ます。
- 次に移動指示鉄片(ト)を(サ)に密着させます。この時回転把手(ホ)を反時計式に回して押腕(ニ)を最端部の位置に置くことが必要で あります。
- 移動指示片(ト)は永久磁石鉄片になっており、鋳砂試料の破壊瞬間時に於ける所要の強度を正確に指示保留する役目をします。
使用法
1.生型、応圧力試験
この試験には押金(オ)および(ワ)を用い、両押金のウラのトツ部を図の如くオウ部(タ)に挿入し、両押金表面に突出している2つの爪を同一高さに合せま す。(この時2個の押金の内、頭の自由に動くようになっている方を左方即ち押腕の方に取付ける方が操作に便利です。)この押金(オ)及び(ワ)の間に搗固 器にて造った規定の試験片を挿入し、4つの爪にて保持させ移動指示鉄片(ト)の設置を終れば把手(ホ)を握って時計式に回転し押腕(ニ)を押上げます。即 ち試験片で振子錘(ロ)を押し上げることになります。
即ち把手(ホ)の送りに比例して振子錘の荷重が次第に試験片に対して加重され試験片が(ロ)の重さに耐えられなくなった瞬間砂は破壊され、その時磁気鉄片(ト)を残し、振子錘(ロ)及びその先端の押金(サ)は後退します。
こうして残された磁気鉄片による強度の続みは強度目盛板上、GREEN COMP(生型応圧力)目盛で読み(kg/cm2)として表わします。
2.生型剪断力試験
この試験を行う時は挿図中の(カ)及び(ヨ)を用います。
即ち(カ)を押腕(ニ)の方に(ヨ)を(タ)の中に嵌込みノックによってこの押金の正確な位置を保持するのに製作されています。
この試験附属器具は試験片の丁度1/2の箇所を段違いになった所の刃で押して剪断する働きをします。
試験片を両者の間に挿入し把手を回す操作は応圧力試験の場合と同一であります。強度の続みは最下部GREEN SHEAR(生型剪断)上の目盛によって続み取ります。
3.焼型応圧力試験
挿図におけるボールド(ル)及び(ア)を取除き取付腕金具及び抗張力試験器具(フ)及び(ケ)を取除くと焼型試験片を挿入する場所が得られます。
こうして押金(オ)及び(ワ)をボールド(ア)及び(ル)を取除いて得た孔に嵌込み試験片を挿入する操作は生型の場合と同一であります。この場合の目盛の続みはDRY COMP(焼型応圧力)上に刻まれた目盛りにて読取ります。
仕様(現在、この製品は販売しておりません)
型式 | NKU |
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寸法 | 557 × 514 × 315 mm |
能力
生型応圧力 | 1.32 kg/cm2 |
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焼型応圧力 | 6.60 kg/cm2 |
生型剪断力 | 1.04 kg/cm2 |
焼型剪断力 | 5.20 kg/cm2 |
中子抗張力 | 20.80 kg/cm2 |
中子結合剤 | 20.80 kg/cm2 |