ロータップ試験用定時篩器
NKS型
- 日本鋳物協会鋳物砂協会(NIK)制定の標準規格に基づき設計、制定の標準規格に基づき設計、製作された鋳物砂分粒試験器
- 短時間、合理的な試験
- TJFS-202 生型砂の粒度試験方法 規格適合製品
概要
- 歯車は何れも本機の機台(イ)中の潤滑油中で回転するように設計されておりますので、各回転部は円滑に作動するようになっております
- 露出部の軸受け(ロ)部はグリース潤滑式です
- 動力は単相100Vの50Hz又は60Hz何れでも使用できる200Wの電動機(ハ)と軸接手(ニ)に依り本機の軸と直結しており、回転方向は電動機側より本機の主軸の軸方向に向って時計廻りと同方向となっております
- 粒度試験を行なう時は(NIK)制定の13種の砂試験用篩(ホ)を使用します
- 篩は5.5、7.5、10、14、18、26、36、50、70、100、150、200、281の世界共通Z8規格(JISと同じ)の各メッシュ13種類と底部の受皿及び蓋よりなっております。
使用法
- 供試用砂は充分乾燥されていないと200メッシュ以上の細粒砂の分粒精度が不正確になる恐れがありますので供試用砂は篩に入れる前に105℃~115℃の温度で1~2時間位乾燥し、然る後、除熱器の中か蓋付の皿の中に入れて良く冷したものを正確に計量して篩に入れるようにして下さい。
- 乾燥された砂はなるべく速く分粒するよう留意して下さい。折角乾燥された砂が空気中の湿気を吸収しますと分粒制度が不正確になることがあります。
- 篩は先づ最下部の受皿に最小メッシュ(281)を置き、メッシュの最小のものから順次積み重ね試験用砂が飛び散らないよう注意し最上部の篩5.5メッシュに入れ蓋をして本試験機に取付けます。
- 篩を本機に取り付けるときは叩き腕(ヘ)を上方に上げ、篩の支え軸(ト)に依り上、下する篩受け(チ)に篩を載せて篩蓋を篩押え(リ)で押え、篩受けに篩を載せたまま、上方の爪に篩押えが接触するまで押し上げます。 それから篩を支える止めネジ(ヌ)で篩を篩支え軸の任意の位置に支えて締めると同時に押えネジ(ル)で固定させてから篩押えの上に叩き腕を軽く当てます。
- 次にスイッチを入れ本器を回転させれば偏心盤にて回転運動を起すと同時に機台中の伝導突子の作用に依り凸子を上下させ、叩き棒腕の上下運動に依り本篩を軽く叩くから砂は上部5.5メッシュ篩より順次下方の各種にて篩分けせられ、最後に281メッシュ以下の微粉が底部受皿に集収せられた砂粒は13種に完全に篩別せられる。本器に依り試験砂の篩分けを終った時は最初上部の篩押えを利用して、これに分粒せられた砂を移し取るか、又は黒色の紙片に移し取るか何れの方法にても各篩に砂粒が付着することなく、刷毛にて充分に掃き落し、その後更に時計皿に移し秤量する。秤量は順次砂粒の大きいもの、即ち5.5メッシュのものより行い、最初秤量する標準量に対する各メッシュの砂の百分率を測定し得るものである。
- 本器にて1回の分粒試験に要する時間は約15分である。所要時間は砂中に含有する水分に比例するものであるから、出来得る限り空気中の水分を吸収しないよう操作を迅速に行うこと。篩器に供給すべき砂量に制限ない時は普通50g~100gを供給するを適当とする。
試験篩13段:世界共通Z8規格(JISと同じ)
枠番号 | 篩目のメッシュ番号 | 網目の大きさ |
---|---|---|
1 | 5.5 | 3.350mm |
2 | 7.5 | 2.360mm |
3 | 10 | 1.700mm |
4 | 14 | 1.180mm |
5 | 18 | 0.850mm |
6 | 26 | 0.600mm |
7 | 36 | 0.425mm |
8 | 50 | 0.300mm |
9 | 70 | 0.212mm |
10 | 100 | 0.149mm |
11 | 150 | 0.100mm |
12 | 200 | 0.075mm |
13 | 281 | 0.053mm |
仕様
型式 | NKS |
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寸法 | W650 × H950 × D460 mm |
電源 | 100V × 50Hz or 60Hz |
電動機消費電力 | 200W |