球状黒鉛鋳鉄テストピースの自動切断・自動研磨及び球状化画像自動解析装置
- 専用のシェル型に、球状化処理後溶湯を注湯されたテストピース(TP)を装置へセット後、約6分にて球状化率測定が可能
- 全自動
- インライン設備装置
- ライン中に判定
特徴
インライン設置装置
乾式のため、従来ではできなかったインライン(現場)の設置が可能となりました。研磨工程及び、検鏡組織の自動読み取りによる人為差による誤差全くありません。又、この検査結果は数分で判明する為、溶湯処理方法へただちにフィードバックできます。
全自動
TP自動切断は研磨から球状化判定まで必要な工程を全自動で行います(テストピース作製は別途必要)。
ライン中に判定
球状化判定まで最速6分で行うことができるので、製品がラインの中にある間に良否の判定を出すことが可能です。
方法比較
比較内容 | NAP-02 | NAP-01 | 作業者 |
---|---|---|---|
全行程時間 | ~6分 | ~6分(加工時間除) | 1日程度 |
研磨前のTP加工 | 自動切断 | 別途切断必要 | 各社基準による |
TP加工方式 | 乾式 | - | 乾式/湿式 |
研磨方式 | 乾式 | 乾式 | 湿式 |
設置場所 | インライン | インライン | 検査室 |
研磨精度 | 検鏡可能な状態まで研磨 | 検鏡可能な状態まで研磨 | 作業者による |
検鏡点 | 自動選択5視野 | 自動選択5視野 | 作業者による |
保存 | データー保存 | データー保存 | 現物保存 |
人為差 | なし | なし | あり |
クイックポリッシャーは大幅なコスト削減を可能にします。
各工程について
TP自動切断
※再生時音が出ます
- 切断工程:1工程
- 高速研磨 研磨終了までの時間:約5分~
自動研磨
※再生時音が出ます
- 研磨工程:5工程
工程 第1工程 第2工程 第3工程 第4工程 第5工程 処理 荒仕上 中仕上 細仕上 仕上 拭取り
- 研磨のカスタマイズ
自動検鏡
※再生時音が出ます
- 光学アナログ式:検鏡倍率×100
- 撮影画像データー保存:5視野(自動選択)
※再生時音が出ます
自動解析
※再生時音が出ます
- 自動球状化判定:5視野の平均値表示
- 解析データ保存
- 帳票データ保存
仕様 [ 型式 : NAP-02 ]
サイズ | W1400×D600×H1420cm ※突起部含まず | |
---|---|---|
重量 | 530kg | |
測定準拠 | JIS法またはNIK法による画像解析 | |
所要時間 | 全工程6分以内(但し、設定値による) | |
騒音対策 | 騒音発生部は機器内に収納し、85db以下 | |
安全対策 | 上部カバー、受入れ部カバー、開放時全停止機能 | |
集塵装置 | 設置位置:機内組込式 | |
供給電源 | AC3相 200V/220V 50/60Hz | |
使用電源 | 動力回路 | AC3相 200V/220V 50/60Hz AC単相 100V 50/60Hz |
操作回路 | AC単相 100V 50/60Hz | |
空圧電磁弁回路 | DC24V | |
電源容量 | 6kVA(30A) | |
使用空気圧 | 0.5[Mpa] (Min.0.4[Mpa])※ドライ&クリーンエア | |
流量 | 75[L/min]以上 | |
塗装色 | 5GY8.5/0.5 |
切断部
切断工程 | 1工程 |
---|---|
切断方式 | 乾式ホイル研磨 |
切断ホイール | φ200mm |
着脱方式 | センターキャップによるワンタッチ着脱(切断以外) |
研磨部
研磨工程 |
|
---|---|
研磨方式 | 乾式ホイル研磨 |
研磨ホイール | φ200mm(第1工程)、他φ100mm |
着脱方式 | センターキャップによるワンタッチ着脱(切断以外) |
検鏡部
倍率 | ×100 |
---|---|
撮影視野 | 10視野 |
解析部
解析方式 | JIS法、NIK法による解析 |
---|---|
モニタ | 15インチ タッチパネル(超音波式) |
OS | Windows Embedded |
インターフェース | USBポート×2 |
測定試料
形状 | 円柱状 |
---|---|
外径 | φ20 テーパー0.1°以下 |
長さ | 80±5mm |
対象材質 | FCD |
動画
動画 | youtube |
---|