TJFS-209: 生型砂の固定炭素量算出方法
1. 適用範囲
生型砂の固定炭素量を算出する方法について定める。
2. 用語の意味
生型砂の固定炭素量とは、TJFS-206(生型砂の強熱減量試験方法)により求めた強熱減量から、TJFS-208(生型砂の揮発分試験方法)による揮発分を差し引いた量であり、生型砂中の石炭粉、でん粉等の有機物の熱分解後に残存する炭素の量を表すものである。
3. 算出方法
次式により算出する。
ここに
C . :固定炭素量(%)
L.O.I.:強熱減量(%)
V :揮発分 (%)
4. 表示
生型砂の固定炭素量は、%で表示する。
5. 記録
試験結果は、小数点以下弟2 位まで算出する。
備考:本試験法で求めた固定炭素量は、TJFS-210(生型砂のシリカプログラム試験方法)の炭素値としては用いない。