[廉価版]　球状化判定装置（SG%）
SGｰTEC

冷却曲線と黒鉛形状との関係

片状／CV／ダクタイルの冷却曲線

化学成分　ダクタイル鋳鉄の化学成分範囲留意点

ダクタイル鋳鉄のCおよびSi量の範囲は下記図に示すとおりである。
C.E＝4.55より上の成分では正常の厚さの鋳物に炭素の浮遊を生じ、鋳物の頂部にドロスが現われる。またC.E＝3.9より下は、鋳物に過度の収縮を生ずる傾向があり、Si＝2.8％以上のダクタイル鋳鉄は-40°F以下の温度では低い衝撃値を示す。
次にSiが低いと薄肉部にに遊離カーバイドができて、機械加工を困難にし焼きなましを必要とする。さらにSiに加えてPも低温衝撃性に有害な作用をもつことが知られている。